相談事例

焼津の方より相続に関するご相談

2021年03月02日

Q:父から不動産を相続しましたが、兄弟で均等に分けるにはどうしたらよいか司法書士の先生にお伺いします。(焼津)

焼津で相続について詳しい専門家がいらっしゃると伺い、こちらにご相談させて頂きました。私は焼津在住の会社員です。先月焼津郊外に住んでいた父が亡くなりました。相続人は父の戸籍から私と同じく焼津に住んでいる弟だけのようです。父は焼津の実家で一人暮らしをしていましたので、自宅の遺品整理を行って財産について調べたところ、父の財産は自宅と焼津市内の賃貸収入のあるアパートだけのようです。兄弟で話し合って土地は売らないことにしましたが、不動産を売ることなく均等に相続するにはどうしたらいいでしょうか。(焼津)

 

A:相続した不動産を相続人で均等に分割する方法はいくつかあります。

まず、相続では被相続人が残した遺言書の内容が原則優先されます。遺品整理の際に遺言書のようなものはありませんでしたか?いま一度確認されることをお勧めします。遺言書が見つかった場合はその内容に従い相続手続きを行います。また、自宅で見つかった遺言書は決してその場で開封せずに家庭裁判所で検認を受けてから開封して下さい。遺言書が見つからなかった場合の相続についてですが、相続財産に不動産が含まれている場合、現金を分割するように簡単には遺産分割できません。不動産を複数人で相続する方法は下記をご参照いただければと思いますが、まずは自宅とアパートの価値を査定し、その結果に基づいてご兄弟で分割方法について話し合うと良いでしょう。

①現物分割:遺産である不動産をそのままの形で相続する方法。それぞれの評価額が異なる場合が多く不平等ではありますが、相続人同士が納得するようであれば有効な方法です。

例)自宅、アパートが遺産

兄:自宅を相続

弟:アパートを相続

②代償分割:相続人のうちの一人ないし数名が不動産等の資産を相続し、代わりに他の相続人に代償金または代償財産を支払います。

⇒代償分割は、相続した自宅に相続人が住んでいる場合などに有効な方法ですが、不動産を相続した人は他の相続人に現金などの資産を支払わなければならず、予めある程度の資金を用意する必要があります。

③共有分割:複数の相続人が一つの土地や建物を共有します。共有名義で登記(名義変更)を行います。

⇒複数人で一つの不動産を管理する為、相続人同士揉めやすく注意が必要な分割方法です。また、不動産が共有の財産であるため、売却などの手続きは相続人全員の合意が必要になります。

相続財産に不動産が含まれている、一つの不動産を複数名で相続するなどといった相続の場合、簡単にはまとまらないことが多いのが現状です。相続が開始したら正しい知識と豊富な経験を持つ不動産相続の専門家にご相談されることをお勧めします。

静岡相続遺言相談プラザでは、相続の専門家である所員一同で焼津の皆さまの相続のお手伝いをさせて頂きます。焼津近隣にお住まいの方で相続や遺産分割に関するお困り事がございましたら、お気軽に静岡相続遺言相談プラザの無料相談をご利用ください。静岡相続遺言相談プラザのスタッフ一同、焼津の皆さまからのお問い合わせ、ご来所を心よりお待ちしております。

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